ケース・スタディでは、様々な業界、様々な材料での詰まり問題において、当社の製品がどのように機能しているかを紹介しています。
今回は、弊社にも問い合わせが多く、非常に詰まりやすい『フライアッシュ』のブリッジ問題に関してです。
高品質のセメントを製造するために、生コンクリート工場では、製品にフライアッシュを混ぜる場合がよくあります。フライアッシュは、生コンクリートの触媒および増量剤として使用され、十分に硬化してひび割れに強いコンクリートを生成します。フライアッシュが生コンクリートにとって有益な特性は、逆にフライアッシュの取り扱いを困難にしています。
[問題]: 有益な特性が、取り扱いを困難に!
ペンシルベニア州のコンクリート会社は、6つの生コンクリート工場を抱えていましたが、容器内のフライアッシュのブリッジ問題で困っていました。灰は、大型トラックからから工場の頭上保管容器に空気圧で運搬されていました。スクリューフィーダーは、フライアッシュを容器からレディーミックストラックに移動させ、そこでトラック内のセメント、砂、石と混合されていました。
粘着性のフライアッシュは、容器の出口付近でブリッジ化し詰まってしまい、生産を停止してしまいました。作業者は、フライアッシュを再び流すために、手動で容器を突き出す必要がありました。同社は当初、頭上保管容器でエアレーターを試しましたが、詰まってしまったフライアッシュを流すことはできませんでした。
[ソリューション]: 設置・保守が簡単なのもエアースイープの特徴です!
4台のエアースイープ・ユニットが、工場のフライアッシュ保管容器の1つに設置されました。容器の外側から取り付けられるように設計されているため、約8トンのフライアッシュがまだ容器に残っている状態で取り付けることができました。エアースイープは、容器のさまざまな位置(高さ)に設置されました。
工場の空気は、0.61Mpa, 平均204L/分で使用されました。 20秒間隔でエアースイープから0.25秒のバーストがパルスするようにタイミングが設定されました。各パルス後には、エアースイープが即時に再密閉状態になるため、材料がシステムを詰まらせることはありませんでした。
[結果]
エアースイープが設置された後、フライアッシュは容器からレディーミックストラックに非常にスムーズに移動しました。「エアースイープ・ユニットを設置した後、一晩で生産は0%から100%になりました。」と工場の品質管理技術サービスマネージャーは話しました。結果この工場は生産を60%増加させました。作業者はフライアッシュを流す作業をおこなう必要がなくなったため、他の仕事をおこなう時間を得ることができました。最初に1つの容器に試しにエアースイープを設置してから、同社は他の工場のフライアッシュ容器にも、エアースイープ・ユニットを設置しました。
 
